理学療法士・作業療法士がフリーランスとして働くための手続きと知識

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私は現在、フリーランスの理学療法士として活動していますが、それまで組織に属していたため活動に必要な知識は皆無でした。

例えば

・社会保障関連(年金や健康保険)

・フリーランスになるための手続き(青色申告、開業届)

・帳簿関係

・税金関係

などなど。言葉は聞いたことあるけど、何か分からないものばかりでした。必要なかったらそりゃそうなのです。

これからは変化の時代。自由に活動するセラピストも多くなることでしょう。リハビリのセラピストとしてフリーランスで活動するのであれば、具体的にどのような知識が必要なのかまとめてみました。

青色申告と帳簿

フリーランスとはなにか。フリーターとの違いは?会社員との違いは?いくつか違いはあるのですが、青色申告が分かればだいぶ分かりそうなので先に説明します。

簡単に言うと、「あなたがフリーランス(個人事業主)で、ちゃんとした帳簿(複式簿記)をつけると約束してくれたら、税金やらが安くなりますよ」ってやつです。

つまり、青色申告をするのはフリーランス(個人事業主)にとってお得なのです。もちろんしなくてもOKですが、損をします。

あなたがフリーランスのセラピストになって、得をするためには

・フリーランス(個人事業主)になる手続き+青色申告

・複式簿記をつけること

が必要になります。ちなみにこの中で最も困難なのは複式簿記です。それは後述します。

フリーランス(個人事業主)になる手続き+青色申告

フリーランスになるためには、あなたの納税地管轄の税務署に書類を提出しなければなりません。具体的には

・個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)

・所得税の青色申告承認申請書

です。これらを一緒に提出できるのですが、オススメなのはfreeeでの青色申告手続きです。無料で全てを行うことができます。

シェアNo.1のクラウド青色申告ソフトfreee会計(フリー会計)。初めての方や個人事業主の方でも簡単に青色申告決算書を作成できます。経理・会計・帳簿作成を簡単に。

複式簿記をつける

さて、ここからが大変です。簿記に縁があった方はラッキー。楽勝かもしれませんが、やったことのない人にとっては、結構地獄(笑)

ただ救われるのは、セラピストの場合そこまで複雑な仕事内容ではない、ということです。

さて、帳簿ですが、ここはシステムに頼りましょう。複式簿記を記録するのにクラウドの会計ソフトを使ったほうが良いです。エクセルなんかで無料で行う方法もありますが、1年目それをやってみた私が断言します。年会費を払ってもシステムを使ったほうがいいです。理由は自力でやると、時間を無駄にしてしまう可能性が高いから。時は金なり。それ以外にやったほうがいいことは山のようにありますので、年会費1万円台になりますが支払う価値はあります。それくらいに帳簿は素人には難しい。

ソフトは各々細かな違いはありますがなんでも良いと思います。金銭的に余裕があれば、真ん中くらいのプランで良いかと思います。ちなみに私はfreeeのスタータープランで、確定申告のときに消費税の計算が必要な月だけ月額でスタンダードプランに切り替えています。

freee 個人事業主向け料金プラン

その点、弥生のソフトの方が有利かもしれません。できることは同じですが、サポート面が違うようです。

弥生の料金プラン

そこら辺は、どれでもどうにかなると思います。いずれも最終的に申告書を作ってくれて、複式簿記機能を有しているのでその辺は大丈夫。後は価格面とサービス内容によって選んでください。

最も肝心なのは、こちらの理解度です。帳簿を入力する際に何も分かっていないと結構キツイ。

経費

経費ってめっちゃ聞くけど、なぜみんな経費経費とうるさく言っているのか・・・。経費は事業を行うために必要だったお金ですが、売上から経費を差し引いた金額に税金がかかるからです。売上金が50万円あったとして経費が30万かかったら、50−30万円=20万円に税金がかかります。最初の50万円にかかったら困りますよね。

「いや、別に50万円にかかってもいい」と思うなら経費を申請しなければいいです。そんな人いないとは思いますが。

日々の帳簿の記録は、この「経費」に関する記録がほとんどです。

そこでよく出てくるのか「勘定科目」です。

勘定科目

下の画面は実際の会計システムの入力画面です。

例えば、リハビリ業務のための感染予防エプロンを購入した場合、それを経費として計上できます。業務のために必要なものですからね。

「支出」→「勘定科目」のところをクリックすると

このようにズラッと項目が出てきます。感染予防エプロンは「物品の購入等」のところのさらに、画面には写っていませんが「消耗品」という科目になります。それを選択すればいいわけです。

他にも

・事務所の光熱費(水道光熱費)

・事業のための研修費(研修費)

・事業に関する書籍(新聞図書費)

・事業に関する交通費(旅費交通費)

などなど、数え切れないくらいの勘定科目があります。何がどれにあたるのかは、その都度調べたほうが確実です。

事業用口座とプライベート口座を分ける

事業用の銀行口座とプライベート銀行口座、加えてクレジットも分けておくことをオススメします。

ちなみに私はどちらも、全然使用していないものがあったので流用しました。

なぜかと言うと、事業に関するお金はあなたのお金だけど、あなたのお金ではないからです。

????

詳しく説明します。

事業者としての自分とプライベートの自分を分ける

分身したつもりになってください(笑)事業者としての自分とプライベートとしての自分です。

病院や施設といった組織に勤めていた頃は、事業者としての自分の役割は組織がやってくれていたけど、フリーランスになると1人で2役やらなければなりません。

そして帳簿にはプライベートの自分のことを書く必要はありません。事業のことだけを書けばいい。

口座やクレジットカードを分けなくても処理を完璧にできるなら、分けなくてもいいかもしれないけど、あまりに複雑になってしまうのです。

例えば、プライベート口座に売上金が振り込まれた場合。それは事業のお金だけど、プライベートの自分がもらってしまっているという状態ですよね。つまり事業の自分がプラーベートの自分にお金を貸している状態になります。

すると、そのお金を処理する時に単に「売上金」に仕訳できないのです。「事業主貸」という科目になります。

さらに売上が上がった日と口座への入金の日がズレているともっとややこしくなります。

とにかく、口座は分けておいたほうが楽ちんです。とはいえ、会計ソフトは優秀なのでそれも比較的簡単になんとかしてくれるんだけど、それでもお金の流れを把握しておくことはとても大事なので、分けておきましょう!

さらにめんどくさいインボイス

もうこれ、本当にやめてほしい近年の制度のひとつ。インボイスここ5年くらいでやたら聞きますよね。

フリーランスになった際に登録しておくべきか否か・・・。

今のところしておいた方が無難でしょうね。誰のためかというと、取引先のためです。簡単に言えば、あなたがインボイス登録をしないことで取引先が税金関係で損をする可能性があるということです。なので取引先が「不要!」と言ってくれたら登録しなくても大丈夫。事実、リハビリ関連であまりうるさく言われているエピソードを聞いたことはありません。

しかし、フリーランスである以上、今後どのような契約のチャンスに恵まれるか分かりません。そう思えば、登録しておいたほうが良いと個人的には思います。

状況によっては税理士さんをつければ確実

事業の状況と金銭面との相談にもなりますが、余裕があれば税理士さんと契約をすればあなたは事業にもっと集中できます。税務署も怖くないでしょう!

特に「これからバンバン大きくしていきたい」、というような野望が明確であれば税理士さんが入れば最高ですね。

最初はこじんまりとやりたい、という場合は、ある程度の苦労はついてきますが、できます!あわせて勉強にもなります。

ちなみに私は税理士はつけていませんが、今のところ困ってはいません。脱税するほどの巨額な収入があるわけでもないし、経費を悪徳に計上しているわけでもない。比較的シンプルなお金の流れなので今のところ大丈夫。

今後、事業拡大するようなことがあれば税理士はつけると思います。

知らない世界の扉を開いてみよう!

めんどくさいといえばめんどくさい。でも、リハビリ以外に新たな扉が開かれると思ったら楽しくもあります。

是非、楽しんでフリーランスまでの扉を開いてみましょう!

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